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染太郎の投資遍歴(その2)

前編はこちら

いずれ世界株の大暴落が来るはずなので、そしたらまた全世界株に投資しようと考えていたときに、2020年のコロナショックが起きましたが、この時は、これからもっと暴落すると思っているうちに株価が上昇をはじめ投資するチャンスを失ってしまいました。というわけで株式投資はできないでいたのですが、これからは円安になるに違いないとなぜか確信して、2020年から2022年にかけて米ドルMMFを購入するようになりました。この時は極端で全資産の7~8割位を米ドルに変えたと記憶しています。米ドルレートは105円~125円のときです。

そうこうしているうちに、2024年になって、新NISAが始まりました。ラッキーなことに、ずっと円安が続いたこともあり、総資産は9千万円を超える程になっていました。暴落も来ないので、とりあえず何かに投資しようと思い、YouTubeの投資動画などで日経平均が30万円になるとか言っているのを見て、もしそうなったらラッキーと軽い気持ちで考えて、2024年1月にTOPIX連動の投信に成長投資枠240万円を投資しました。同時に、つみたて投資枠もTOPIXに月10万円でスタートさせました。

これらが、久々の株式投資だったわけですが、この株式投資の再開がきっかけで、株価や世の中の経済情勢も気になりはじめ、投資関係のYouTube動画本や投資本をまじめに見たり読んだりするようになりました。このことが、遅ればせながら投資リテラシーの基本を身につけることに繋がったような気がします。同時に、今までの投資がいかに間違っていたかということにも気づかされたのでした。そして、今後の投資方針を以下の通り決めました。

  • 投資は一生続ける。
  • タイミングをはかって投資するのは困難なので行わない。
  • リスク許容度をわきまえて、現金とリスク資産の割合を決め、その割合に従ってリスク資産に一括投資する。とりあえずスタートは、現金30%、金10%、株60%とするが、年齢とともに現金比率を徐々に増やし、いずれは50%程度にする。
  • 株は全世界株インデックス(オルカン)を購入する。以前に購入したTOPIX、全米株式に連動したファンドについては、数百万円なのでそのまま残す。
  • 新NISA成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円は、今後はオルカンを購入する。余剰資金がない場合は特定口座から移すことも考える。
  • 定期的にリバランスを行う。またリスク資産の割合の見直しも行う。
  • 購入したリスク資産は持ち続ける。(取り崩し期は別)

そして、上記方針に従って、2024年に米ドルMMFを解約し、オルカンや金を一括で購入しました。金はETFのGLDMを購入しました。海外ETFは、外国税額控除の手続きが面倒なのですが、GLDMは配当が出ないのでその必要はなく、手数料も安いので選択しました。

もう60近い年齢になるので、今一番関心があるのは、「老後を安泰に過ごすには、資産はどのくらい必要か?」ということです。染太郎の場合、夫婦2人で子供はおらず、住居はいまだに賃貸なのですが、年をとると賃貸は難しくなるともいわれており、老後に向けてマンション購入も検討しなければならないと考えています。その場合、マンションの購入費用にどのくらい割り当てられるかということも検討しなければならなくなります。

というわけで、これから、取り崩しのシミュレーションなども行いながら、老後に必要な資産額を見積もっていきたいと考えています。ちなみに、染太郎(しみたろう)の"しみ"は、年齢とともにシミが増えてきたことと、"シミ"ュレーションのシミを掛けたつもりです。