Skip to content

現金とオルカンの資産取り崩し(定率)シミュレーション

サンプルデータ(35年)に対して、毎年定率取り崩した場合もシミュレーションしてみました。使用したサンプルデータは定額の場合と同じです。現金の利率も定額の場合と同様に0.6%としました。 まずは、毎年リバランスした場合の結果です。上段は平均残高、中段は平均取り崩し額と最低取り崩し額、下段は35年間の平均取り崩し額が同率の定額取り崩し額以上だった回数を表しています。

現金比率 1% 2% 3% 4% 5%
70/30 6.89
0.03(0.008)
986
4.83
0.048(0.013)
950
3.37
0.058(0.016)
885
2.35
0.063(0.019)
771
1.63
0.064(0.02)
638
60/40 5.0
0.024(0.008)
982
3.5
0.039(0.013)
939
2.45
0.048(0.017)
850
1.7
0.053(0.019)
692
1.18
0.054(0.021)
515
50/50 3.62
0.02(0.008)
980
2.54
0.033(0.013)
907
1.77
0.04(0.017)
770
1.23
0.045(0.02)
584
0.85
0.047(0.022)
331
40/60 2.61
0.017(0.008)
969
1.83
0.027(0.014)
866
1.28
0.034(0.018)
642
0.89
0.038(0.02)
354
0.62
0.04(0.022)
139
30/70 1.88
0.014(0.008)
949
1.32
0.023(0.014)
719
0.92
0.029(0.018)
379
0.64
0.033(0.021)
103
0.44
0.035(0.023)
16

リバランスしないでキャッシュから取り崩し、キャッシュがなくなったらリスク資産を取り崩した場合の結果が下表です。

現金比率 1% 2% 3% 4% 5%
70/30 14.59
0.046(0.007)
986
10.84
0.077(0.012)
965
7.82
0.094(0.016)
920
5.56
0.101(0.018)
863
3.91
0.102(0.019)
775
60/40 12.92
0.042(0.007)
985
9.82
0.07(0.013)
956
7.21
0.087(0.016)
916
5.18
0.095(0.019)
853
3.68
0.097(0.02)
758
50/50 11.12
0.036(0.008)
979
8.64
0.062(0.013)
942
6.46
0.078(0.017)
897
4.71
0.087(0.019)
825
3.39
0.09(0.021)
730
40/60 9.21
0.031(0.008)
972
7.33
0.054(0.013)
925
5.58
0.069(0.017)
868
4.14
0.077(0.02)
783
3.02
0.081(0.022)
689
30/70 7.2
0.026(0.008)
958
5.87
0.045(0.014)
892
4.57
0.058(0.018)
813
3.46
0.066(0.02)
726
2.56
0.07(0.022)
621

この場合も、定額の場合と同様にリバランスをしないで現金から取り崩す方法の方が、大体において成績が良いという結果になりました。ただ取り崩し額が低い場合は2%弱になってしまうので定率ではちょっときついかもしれません。実際の取り崩しのときには、定額とか定率に捕らわれずに、途中途中での運用状況を見ながら取り崩し額を決定していくしかないかもしれません。そうだとしてもこうしたシミュレーション結果は参考にできると思います。