老後資金としていくら必要か？

65歳で仕事を辞めて老後資金を取り崩す生活を開始する場合に、65歳時点でいくら必要かを出すのはなかなか難しいということがわかってきました。

年金制度、介護制度が今のままで持続可能とは思えませんし、将来のインフレがどの程度になるのか、自分自身の健康状態がどうなるかとかいろいろ不確定要素が大きすぎて細かい計算をしても意味がないのかもしれません。 とはいっても、何か目標値がないと前に進まないので、ざっくりといくらぐらい必要になるかを考えてみました。 65歳から年金を貰うこと、持ち家に住むことを前提としています。 年とともに生活費は少なくなると言われていますが、65～75歳ぐらいはまだかなり活動もできるしお金も消費できるのではないかと思うので、年金以外に毎月20万円はあった方が良いと思いました。以後10年おきに月の消費を5万円ずつ10万円まで減らして85～105歳で毎月10万円消費すると仮定すると、下記の通り6600万円になります。インフレについては考慮していません。あくまで現在のお金の価値を基準にして105歳までにいくら使うかを考えています。インフレ対策としては、この資産を投資運用することを考える必要があると思いますが、今回は65歳時点で必要な金額を求めることに目的を絞り、運用や取り崩しについてはまた後日考えたいと思います。

年齢	月に必要な額(万円)	10年間に必要な金額(万円)
65～75	20	2400
75～85	15	1800
85～95	10	1200
95～105	10	1200
合計		6600

いい加減な見積りで、根拠も薄弱ですが、このぐらいあればとりあえず安心はできる気がします。 途中で、大きな病気になったり介護が必要になったりするかもしれませんが、85歳からでも使える金額が2400万円残っているのでなんとかなるのではないでしょうか。

現在、染太郎は賃貸住まいなので、この見積りによるとすれば、65歳時点で6600万円を残して残りの金融資産を使って住宅を購入するのが良いということになります。 あとは、この6600万円をどのように運用して取り崩していくかを考えればよいわけです。これはまた難しい問題なので今日はここまで。