退職後の資産運用・取り崩しについて
退職後の資産運用について、いつも考えているのですが、 やはり年齢がどんどん高くなることを考えると、 できる限りシンプルに運用・取り崩しができることが重要な気がします。
資産は現金と全世界株の2種類で持つ
現在、現金と株式と金に投資をしています。たったの3つですが、これでもリバランスをどうやって行くかとか考えると結構複雑な計算が必要になります。退職するまでに、金は売却して現金と株式(ほぼ全世界株)の2種類にしたほうが良いかなと考えています。株式は全世界株の他にS&P500やTOPIXも持っているのですが、これらは全世界株式に買い換えはせず、取り崩しの時に最初に取り崩すのが良いかなと思っています。そうすれば、退職後の早い段階で現金と全世界株の2種類の資産だけが残ることになると思います。
取り崩しは簡単に
取り崩しもなるべく簡単にしたいと思います。 ちょっと考えているのは、毎年、過去の家計費をもとに15年分の必要経費を計算して、それを現金で持つという方法です。15年以上の長期投資前提であれば全額株式でも問題ないと考えて、15年分の必要経費だけを現金で持つという考え方です。ある程度年齢が高齢になったら金額固定でも良いかもしれません。例えば、年間の必要経費が120万円とすると15年分は1800万円になります。従って、毎年現金が1800万円になるように取り崩しを行いあとは株式投資のままほったらかしにするということです。
ただ、今のところ、家計費とかは全く管理していないので、きちんと管理することを考えた方が良いかもしれません。年間どのくらい出費があるのか位はわかっていないと、老後の資産管理も難しいことは目に見えています。今は収入があるのでなんとかなっていますが、老後のことを考えるとやはり家計管理は重要だと思います。これからまじめに取り組みたいと考えています。
生活資金と運用資金を分けない
よく、投資の教科書には運用資金とは別に数カ月分の生活資金を持つように書かれていますが、運用を無リスク資産(現金)とリスク資産(株式)の2種類で行う場合に、無リスク資産と生活資金は両方とも現金なので、あえてこの2つを分けて管理する必要はないのではないかとも思っています。その方が運用がシンプルになって良いと思います。
最後に
この方法で本当に資金が死ぬまで持つのかはもっと検証が必要ですね。総額でいくら持っていればいいのかとか、現金は15年分でいいのかどうかとかいろいろ検討は必要かもしれません。理想的には、90歳ぐらいで現金比率が100%になればいいのですが、そんなにうまくはいかないかもしれません。そういう意味では、以前に考えた方法の方が、ちょっと複雑ですが、なんとなく合理的で安心感はあります。