金利上昇とMRFの復活
新発10年物国債の利回りが上昇し、一時1.5%を超えたことをニュースで知りました。いよいよ金利のある世界がリアルになってきました。日銀がこの先も利上げを継続するという観測も強くなってきました。
新発10年物国債の利回りが上昇し、一時1.5%を超えたことをニュースで知りました。いよいよ金利のある世界がリアルになってきました。日銀がこの先も利上げを継続するという観測も強くなってきました。
先日、65歳までに必要な資産として6600万円が必要という記事を書きましたが、少し多すぎるのでもっと減らせないか考えました。 必要資産を減らすには出費を減らすか、運用による資産拡大を増やすかしかありません。(退職後のことを考えているので、収入を増やすことは考えません。)
Googleで老後資金がどのくらい必要かを調べるために、「老後資金 必要額」で検索してみて少しびっくりしました。最初の10個のリンクのうち、保険会社によるものが6個、銀行によるものが3個、新聞社が1個で保険会社・銀行によるものが圧倒的に多いんです。
前回の記事で、65歳時点で必要な金額を6600万円と見積りました。 今回は65歳で6600万円があるとして、それをどのように投資し取り崩していくかを考えます。
65歳で仕事を辞めて老後資金を取り崩す生活を開始する場合に、65歳時点でいくら必要かを出すのはなかなか難しいということがわかってきました。
一般には、高齢者は若者に比較してリスク許容度を下げるべきと言われています。 株式などのリスク資産と現金などの無リスク資産の割合をどうするかについては、昔から以下の数式を用いると良いと言われてきました。
サンプルデータ(35年)に対して、毎年定率取り崩した場合もシミュレーションしてみました。使用したサンプルデータは定額の場合と同じです。現金の利率も定額の場合と同様に0.6%としました。 まずは、毎年リバランスした場合の結果です。上段は平均残高、中段は平均取り崩し額と最低取り崩し額、下段は35年間の平均取り崩し額が同率の定額取り崩し額以上だった回数を表しています。
トリニティスタデイのシミュレーションでは、1925年から1995年までの市場データに対して、株式/債券の構成と引出し率の組み合わせをテストしていましたが、市場データを1年ずつずらしたデータでは同じようなデータが多くあることになるので、もっとランダムなデータによってシミュレーションを行いたいと思い、テスト用のランダムデータを作ることにしました。